雪の為お店がおやすみになったのでカレーリベンジです

カレーの日、リベンジ！
凍った街、二日間の眠りから覚めたカレーたちの感動ストーリー！


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22日はカレーの日。
そう言われてからずっと、”自分が何者になれるのか”の答えを見つけた気がしていた。
夜に待つのは華々しいデビューの瞬間。
どんな出会いがあるんだろう？
笑顔を浮かぶ。
期待に胸を躍らせながら彼らはぐつぐつ、愛をたっぷり注がれ煮込まれた。

だがしかし・・・
彼らの行く先はあたたかい食卓ではなかった。
銀色の無機質に管理された四角い部屋。
だんだん、端から時が止まっていくのがわかる。

「・・・冷凍、されてる・・・！？」

それぞれの胸に強く刻まれた哀しみ、虚しさ。
雪辱をはらずべく(雪だけに)カレーたちはリベンジへと向かう。

そう、ほんとうのカレーはここからはじまる。

1月24日、時は来た。


（文：ささかまリス子）